いとうひろしクリニックBLOG

「いとうひろし内科・糖尿病内科クリニック」院長いとうひろしによるブログサイト

FreeStyleリブレ®をつけるタイミング

朝晩はすっかり涼しくなり、秋の訪れを感じますが、皆さま体調はいかがでしょうか。

 

さて、今回は当院で1月より導入しましたFreeStyleリブレ®についてご紹介いたします。

糖尿病にとって、血糖値は検査の基本です。糖尿病と診断されている方、予備群の方も、「食べ過ぎ、飲みすぎかな?」「運動して、少し低血糖気味かな?」など、血糖値は気になる事と思います。しかしご自宅で血糖を測るには、そのたびに指に針を刺し、採血をし、血糖を測定するという方法がとられていました。これは、多くの方々が日頃から行っている方法です。

 

1月から導入しましたFreeStyleリブレ®は、1度シール式の血糖測定器を装着すると、2週間連続していつでも血糖をはかることが出来、付属の器械をそのシールにかざすと、直ちに血糖を確認する事が出来ます。では、どのような場合にこの器械を勧めているかというと、最近コントロールが悪くなってきた方、初めて糖尿病と診断された方にご自分の血糖を連続して観察して頂き、意識付けをして頂く。また、治療内容を変更する際、前半の1週間は血糖値を検査し、後半は治療の変更後の効果を確認するといった使い方です。 当院でもすでに20名以上の方にお使い頂いておりますが、中には定期的に装着する事をご希望される方もおられます。

 私が、この新しい器械の1番良い点だと思うところは、治療を受けておられるご本人が、常に自分の生活と血糖値を連動して観察できる事だと思っております。もちろん、そこに出てくる血糖値は良いことも悪いこともあるかと思います。しかし、リブレを装着している2週間、ご自分の食事や行動により、血糖がどう変化するかをじっくりと観察して頂きたいと思っております。ご興味をお持ちの方は当院へご相談ください。

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